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環境ニュース[海外]

フランス 省エネ電球の販売促進活動が進む

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2009.09.09 【情報源】フランス/2009.08.31 発表

 フランスのボルロー大臣とジュアーノ閣外大臣(エコロジー担当)は、大規模流通店とホームセンターでの「省エネ電球」に関するプロモーションに国民が参加するよう奨励している。
 「省エネ電球」は、電力消費量が従来の白熱電球の4〜5分の1で、耐久性は6〜10倍(業務用電球は10倍)。省エネ電球の方が価格は高いが、電力消費量は白熱電球の3〜4分の1である。電球の耐用期間で見ると、省エネ電球の方が数十ユーロ安く済み、トータルでメリットがある。
 2008年10月23日に、エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省とFCD(商業流通企業連盟)、FMB(ホームセンター連盟)、フランス電力等の間で締結された協定は、具体的な実施段階に入っている。既に2009年6月30日には100W以上の白熱電球が販売中止となり、店舗の棚の半分以上が「省エネ電球」コーナーに改修された。省エネ電球の販売も伸びており、協定締結時には12%だったシェアも2009年3月には25%に達した。2009年には、省エネ電球の販売個数が5200万個に達し、2007年と比べて2700万個増える見込み。
 また、使用済み電球回収箱も2000個以上、店舗に配置されている。
 協定の実施に伴って、「電球1個購入で、もれなく1個無料でプレゼント」、「2ユーロ電球」など、多くの販売促進活動が進められている。フランス電力も、2009年に省エネ電球1000万個を目指す販売促進活動を支援。こうした活動により購入価格が大幅に下がると期待されている。
 9月1日からは、白熱電球についてEU指令が施行され、100ワット以上の発熱電球が規制されている。フランスで6月30日から実施された対策が、EU全体に広がることになる。
 12月31日からは、75ワット以上の白熱電球がフランスの市場から追放され、この措置は2010年9月にはEU全体で実施される。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】

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