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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、2種類のPFASの飲料水濃度基準を維持

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2025.06.02 【情報源】アメリカ/2025.05.14 発表

アメリカ環境保護庁EPA)は、有機フッ素化合物PFASに対する第一種飲料水規則のうち、パーフルオロオクタン酸(PFOA)とパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)について現行の濃度基準を維持すると発表した。

同規則は、前政権下の2024年4月に最終決定されたもので、飲料水中のPFASについて法的拘束力のある最大汚染レベル(MCL)を定め、公共水道事業者の遵守期限を2029年としている。
同庁は、法令に従いつつ、水道事業者が現実的に規則を守れるように配慮しながら飲料水中のPFAS対策を行っていくと説明する。
具体的には、遵守期限の延長や水道事業者への支援強化などが計画されている。

同庁は、水道事業者が対策のための時間を確保できるよう、遵守期限を2031年に延長する案を含む規則改正を準備する。
本年秋に案を公表し、2026年春に最終決定する予定である。
また、新たなイニシアチブ「PFAS OUT」を立ち上げ、規則を遵守するために資本増強が必要な水道事業者すべてに対し様々な支援を提供する意向である。

【アメリカ環境保護庁

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