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環境ニュース[海外]

ドイツ、転換を支える先端素材に関する調査結果を公表

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2025.09.19 【情報源】ドイツ/2025.09.05 発表

ドイツ連邦環境・気候保護・自然保護・原子力安全省 (BMUKN)は、エネルギー転換を支えている先端素材(Advanced Materials: AdMa)と研究段階にある新しい素材に関する調査の結果を公表した。

これは、ドイツ連邦環境庁(UBA)がドイツ連邦材料試験研究所(BAM)に委託して実施したもの。
文献調査が実施され、エネルギー生産・貯蔵・節約に使用されている、または実証中の素材が特定された。
ここでは、様々な理由から特に重要と考えられる10種類の素材として、ペロブスカイト、量子ドット、CIGS、エアロゲル、酸化イリジウム、金属有機構造体、ハードカーボン、MXene、GR2M、カーボンナノチューブが挙げられている。

調査では、特定の素材を組み合わせることで優れた断熱性能、高い効率、非常に高い導電性、および相互効果が得られることが示されたものの、一方で、これらの素材が人間の健康や環境にどのようなリスクをもたらすのかについては、ほとんど情報がないことが明らかになった。
素材の使用には有害物質が必要であったり、製造過程に大量の資源とエネルギーを消費したりと、循環型経済における課題もすでに明らかになっている。
今回公表された報告書は初期の調査にあたり、今後、安全性と持続可能性を確保しながら、先端素材を使用したエネルギー転換を推進するには、詳細な研究が必要となる。

【ドイツ連邦環境・気候保護・自然保護・原子力安全省 】

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