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環境ニュース[海外]

ドイツ、助成プログラム「都市・農村・プラス」が都市と農村の協力の成功例を示す

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2025.09.26 【情報源】ドイツ/2025.09.12 発表

ドイツ連邦環境庁(UBA)は、ドイツ連邦研究・技術・宇宙省(BMFTR)が実施する助成プログラム「都市・農村・プラス」が、都市と農村が抱えるさまざまな課題を解決するために双方が協力することの重要性を示したとして、その成果を発表した。
都市では急激な家賃の高騰や限られた土地の問題が深刻化している一方、農村では高齢化と労働力不足に直面している。
これらの課題を乗り越えるためには、都市と農村の連携が不可欠であり、「都市・農村・プラス」は、その連携の可能性を実証する取り組みとして、科学的研究と実践の橋渡しを行っているとしている。

「都市・農村・プラス」では、2018年から2025年の間、22件のプロジェクトを実施し、都市と農村が持つそれぞれの強みを結びつける方法について科学的に研究し、その成果を実践に移してきた。
中心となった取り組みの分野は、住宅・地域開発、地域食料供給、循環型経済そして社会的公平であり、その成果として、都市とその周辺地域、そして実践と科学的研究の間で、対等な対話と協力が未来に適応した地域、都市、コミュニティにとって重要であると結論付けている。

連邦環境庁のブッセ副長官は、「未来を支えるのは、都市と農村がどれだけうまく連携できるかにかかっている。
資源を賢く活用し、地域の価値創造を強化し、土地の消費を制限することで、すべての人々にとって住みやすい空間を作り出すことができる。」と述べた。

【ドイツ連邦環境庁】

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