一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、エネルギー転換・モニタリングレポートを公表
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2025.09.26 【情報源】ドイツ/2025.09.15 発表
ドイツ連邦経済・エネルギー省(BMWE)は、エネルギー転換に関するモニタリングレポートを公表した。ライヒ大臣は、「再生可能エネルギーの拡大は間違いなく成功しているにも関わらず、エネルギー転換は岐路に立っている。信頼性、安定供給、手頃な価格、そしてエネルギーシステムのコスト負担能力が経済力の確保においてて中心的な役割を果たさなければならない。安全でクリーンで手頃な価格のエネルギーにより、雇用の確保、競争力の維持、社会的な結束を強化できる。」と述べた。
さらに、ライス大臣は、実際の需要の評価と計画の実現性、再生可能エネルギーを市場およびシステムのニーズに応じた促進、特定の技術に依存しない容量市場の迅速な実施、支援制度の見直し、水素技術の導入支援、二酸化炭素回収・貯留/二酸化炭素回収・有効利用(CCS/CCU)の確立など10件を、経済力かつ競争力を高めるために重要な施策として挙げた。
モニタリングレポートは、連立協定に基づき作成されたもので、経済省の依頼を受けたBET社(BET Consulting GmbH)およびEWI研究所(Energiewirtschaftliche Institut an der Universität zu Köln)によって作成された。
【ドイツ連邦経済・エネルギー省】