オーストラリア、気候変動への対応の土台となるリスク評価と適応計画を発表

オーストラリア気候変動・エネルギー・環境・水資源省（DCCEEW）は、「国家気候リスク評価」と「国家適応計画」を発表し、政府、企業、地域社会などが気候リスクに対する適応行動をとる際の基礎や指針を示した。

「国家気候リスク評価」は、入手可能な最良の情報を集めたエビデンスの新たな基盤であり、社会・環境・経済の広範囲に及ぶ気候の影響を特定している。
また排出削減に向けた国際的な協調行動の継続の重要性も強調している。

「国家適応計画」は、主要部門での現在と将来の行動の手引きとなる原則を提示する。
国は、州・準州・地方自治体などすべてのレベルの政府が計画で特定された優先行動を実行するための行動アジェンダの策定を約束している。

また同国政府は、近く2035年排出削減目標と2050年排出実質ゼロ計画を発表する予定である。

【オーストラリア気候変動・エネルギー・環境・水資源省】