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環境ニュース[海外]

EU理事会と欧州議会、水域汚染防止へ、規制対象物質リストと規制基準の改正に暫定合意

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2025.10.09 【情報源】EU/2025.09.23 発表

EU理事会は、水域を汚染する物質の規制基準等の改正について、欧州議会と暫定合意に達した。
この改正は水枠組指令とその姉妹指令である地下水・環境質基準各指令を改正し、2050年目途のEU汚染ゼロ目標達成を図るものである。

・規制対象物質リスト(優先物質リスト)に、新たに農薬・医薬品・ビスフェノール・有機フッ素化合物(PFAS)などを追加した。
・地表水については、当初案のPFAS 24種にPFAS分解生成物のトリフルオロ酢酸(TFA)を加えた。
・地表水中の農薬基準は合算により0.2 µg/lとした。
ビスフェノールAを優先物質のうち特に有害な優先有害物質とした。
地下水については、PFAS 4種の合算値を規制し、PFAS 20種の合算値、農薬、ビスフェノールA、鎮痛剤・抗生剤などの医薬品をモニタリング対象に、内分泌撹乱物質の影響試験を義務化した。

加盟国支援のため、EUレベルの合同モニタリング施設の設立を図る。
改正指令は両機関による承認後発効し、加盟国は2027年12月21日までに国内法化、2039年までに新基準を達成する。

【EU理事会】

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