一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、チェコと水素インフラで協力強化へ作業部会発足
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.11.28 【情報源】ドイツ/2025.11.10 発表
ドイツ連邦経済・エネルギー省(BMWE)は、チェコとの水素インフラ分野での協力関係の強化を公表した。両国政府や産業界の代表者が出席する初会合がベルリンで開催され、二国間水素インフラストラクチャー作業部会が発足した。
作業部会は、計画中の「チェコ・ドイツ水素インターコネクター(CGHI)」を中心に、国境を越えた水素プロジェクトの調整を目的にしている。
CGHIは既存の天然ガスパイプラインを水素パイプラインに転換し、双方向輸送を可能にする計画で、両国の水素ネットワークの連携と計画中のドイツ水素コアネットワークの強化を進める。
両国の協力は、4月に署名された「ドイツ・チェコ水素インフラストラクチャー共同声明」に基づくもので、声明では、中欧における高機能かつ安全な水素インフラストラクチャーの整備を強力して進める方針が確認されている。
作業部会には、両国の規制当局や系統事業者も参加しており、情報共有の促進や共同事業の推進を通じ、欧州における統合された水素市場づくりに貢献していくとしている。
【ドイツ連邦経済・エネルギー省】