一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、内閣が海洋保護区における石油およびガスの採掘を禁じる自然保護法改正案を承認
【環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2025.09.12 【情報源】ドイツ/2025.09.03 発表
ドイツ連邦環境・気候保護・自然保護・原子力安全省 (BMUKN)は、ドイツ連邦内閣が海洋保護の強化を目的に自然保護法改正案を承認したことを公表した。これは、北海およびバルト海の排他的経済水域(EEZ)に設置されている海洋保護区において、石油およびガスの採掘を禁じるものである。
ドイツの北海およびバルト海の状況は悪化しており、その原因は資源採掘などの人間活動による過剰な負荷だとしている。
北海およびバルト海の排他的経済水域(EEZ)には6つの保護区が設けられており、その面積はドイツの排他的経済水域の約32%を占めている。
連邦内閣の承認を受け、ドイツ連邦議会が改正案を審議する。
ドイツ連邦参議院の承認は必要とせず、連邦官報で公布され次第、施行される。
【ドイツ連邦環境・気候保護・自然保護・原子力安全省】