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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、世界の石炭需要は2025〜2026年に高止まりの見通しと発表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.08.12 【情報源】国際機関/2025.07.24 発表

国際エネルギー機関(IEA)は、2025〜2026年の世界の石炭需要は高水準のままほぼ横ばいで推移するとの見通しを示した。

2024年の石炭需要は、中国やインド、インドネシアなど新興国での増加が欧米など先進国での減少を上回り、前年比1.5%増の約88億トンで過去最高を更新。
2025年上半期は、中国とインドで電力消費の伸び悩みと再エネ発電拡大により需要が減少したが、米国では電力需要の大幅増と天然ガス高騰で石炭消費が約10%増加、EUでは産業部門での消費減が電力部門の需要増を相殺し、全体的にほぼ横ばいだった。

こうした短期変動にも関わらず、世界の石炭消費の構造的要因は概ね変わらない。
2025年の石炭需要は微増、2026年には微減し2024年の水準を若干下回る見通し。
中国では1%弱減少、米国は約7%増、EUは約2%減となる(2025年通年)。

2025年の生産量は中国やインドでの増産で過去最高を更新するが、2026年には在庫過多と価格下落により減少の見込み。貿易量は2025年から2年連続で縮小するという。

国際エネルギー機関

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