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環境ニュース[国内]

水環境中の環境ホルモン 5割の河川で検出された物質も

健康・化学物質 環境ホルモン】 【掲載日】2001.07.25 【情報源】国土交通省/2001.07.24 発表

 国土交通省では、環境ホルモンであると疑われている物質について、全国の一級河川下水道での実態調査、河川への流入実態調査を行い、その結果を公表した。
今回公表された調査結果は平成12年度調査分で、平成10・11年度の調査に引き続き実施されたもの。 
 平成10・11年度調査では、内分泌撹乱作用が疑われる物質の中には、河川水中に広く存在するものがあり、また、一部の雄コイの血液中から雌性化の目安となる物質・ビテロゲニンが検出された。一方で、調査対象とした物質の河川内での経年的減少傾向も示唆されていた。
 平成12年度も、全国の一級河川109水系131地点で、基本調査対象の5物質について水質調査を行ない、その結果ビスフェノールAは約3割、4−t−オクチルフェノールノニルフェノールは約1割、17β−エストラジオールが約5割の水系で検出された。ただしノニルフェノール、フタル酸ジ−n−ブチルとビスフェノールAの検出割合は、平成10・11年に続き経年的な減少傾向が見られた。また、主要5河川10地点で実施した魚類調査の結果では、平成10・11年同様、一部の雄コイの血清中からビテロゲニンが検出された。【国土交通省】

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