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環境ニュース[国内]

06年春の花粉総飛散量は05年の15〜50%程度 環境省が予測

健康・化学物質 アレルギー】 【掲載日】2005.12.21 【情報源】環境省/2005.12.20 発表

 2006年春の花粉総飛散量は、05年の15〜50%程度に止まるとの予測速報を環境省が05年12月20日に発表した。
 今回の予測は、スギが花芽をつける時期である7月の気温や日照時間が、05年では平年を下回っていたことを踏まえたもの。
 地域別では、北海道が平年並み、東北が平年並かやや少なめ、関東甲信越が平年の半分程度、北陸・東海が平年並みかやや多め、近畿、中国、四国、九州北部は平年の6〜7割程度、九州南部が平年よりやや少なめと予測されており、 観測史上初の大飛散年となった05年春との比較では、各地の予測飛散量は15〜50%程度の範囲となる見込みだ。
 なお開花については、開花に影響する秋の気温が高めに推移したことから、例年よりも遅いと予想されており、関東以西の本州、四国の太平洋岸で2月10日頃、九州南部・北部、瀬戸内、関東甲信、東北南部で2月20日頃、東北以南の本州の日本海側から東北中部で3月1日頃、東北北部では3月10日か20日頃、北海道では4月以降に飛散が始まるとされている。
 なおこの予測は気象データのみに基づくものであるため、環境省では花粉飛散開始前までに、全国の森林の花芽の調査結果なども踏まえ、より精緻な予測を行う予定。
 花粉症はディーゼル排気ガスなどの大気汚染物質の影響によって、一層症状が悪化するといわれており、日本では昭和40年代後半から急に発症の報告が増えた病気。現在、国民のおよそ10数パーセントが花粉症を患者であると推定した研究もある。【環境省】

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