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環境ニュース[海外]

「労働と環境に関する労働組合大会(WILL2006)」を初開催

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2006.01.26 【情報源】国連/2006.01.17 発表

 世界中の150もの労働組合が参加する「労働と環境に関する労働組合大会(WILL2006)」が、1月15日から17日にかけて、ケニア・ナイロビのUNEP本部で開催された。この会議は、UNEPが、国際労働機関(ILO)、国際自由労働組合連盟(ICFTU)、国際労働組合連盟(WCL)と協力して、初めて開催したものである。
 会議の最終日(1月17日)には、「WILL2006決議」が採択された。決議には、水やエネルギーといった基本的な資源へのアクセス権など、環境上の権利が、団結権や団体交渉権等の伝統的な労働者の権利と並ぶべきものであること、また、ミレニアム開発目標やヨハネスブルグ実施計画で定めた目標やタイムテーブルを支持することが盛り込まれている。併せて、気候変動に対して行動をとること、持続可能な生産・消費パターンを促進することも規定されている。さらに、労働者の健康や安全を守り、より広範な環境目標を達成していくために、UNEPやILO、世界保健機関(WHO)などの国際機関や、各国の関係閣僚との協力体制を強化していくこととされた。
 UNEPのテプファー事務局長は、労働者とUNEPが共に協力体制のロードマップを作成できたことは喜ばしいことであると歓迎。また、会議で発表された、化学物質や気候変動等に関するケーススタディーについて、先進国、途上国双方でモデルとなり、展開されていくだろうと期待を示した。【UNEP】

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