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環境ニュース[国内]

生物検定法によるダイオキシン類測定「精度管理の手引き案」への意見募集開始

健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2006.02.20 【情報源】環境省/2006.02.20 発表

 環境省は平成18年2月20日までに、生物検定法を使ってダイオキシン類の環境測定を実施する機関が精度管理の観点から講ずべき措置を定めた「ダイオキシン類の環境測定に係る精度管理の手引き」案をまとめ、この案について18年3月6日まで意見募集を行うことにした。
 ダイオキシン類の測定について従来は、高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計による測定が行われていたが、この方法は分析に多くの時間や費用がかかるため、低廉で迅速な簡易測定法の開発・導入が期待されている。
 環境省では、16年の中環審答申「ダイオキシン類の測定における簡易測定法の導入のあり方について」を踏まえ、16年12月に「ダイオキシン類対策特別措置法施行規則」の一部を改正し、ダイオキシン類測定の一部に生物検定法による測定法の追加を行い、17年9月には、この規則で環境大臣が定めるとされていた簡易測定法の具体的な方法を告示、施行した。
 意見募集が行われる「手引き案」は2部構成で、 「第1部総括的事項」では、精度管理を行う上で必要な組織、内部監査、教育・訓練、文書・記録の統一的管理など品質管理システムの内容、業務の進行管理、標準作業手順書の作成など品質保証・品質管理に関する事項、品質保証・品質管理の計画と結果報告など−−について記述したほか、「第2部各論」では試薬・器具・装置、施設の管理、試料採取、試料の前処理、生物検定法による測定、定量結果の確定、結果の報告など−−作業段階ごとに精度管理の観点から必要な事項を示している。
 意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。宛先は環境省水・大気環境局総務課ダイオキシン対策室(住所:〒100−8975東京都千代田区霞ヶ関1−2−2、FAX番号:03−3501−2717、電子メールアドレス:dioxin@env.go.jp)。【環境省】

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