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環境ニュース[海外]

下水処理事業に伴う悪臭を防止へ 行動規範を制定

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2006.04.27 【情報源】イギリス/2006.04.12 発表

 イギリス環境・食糧・地方省は、下水処理事業に伴う悪臭を防止するため、水道会社や地方自治体の規制担当者向けの自主的な行動規範を公表した。
 「下水処理事業の悪臭に関する行動規範」では、悪臭管理のための優良事例や、市民から苦情が出た場合の対応方法が示されている。地域環境の質に関する認識が高まる中、住民は下水処理事業に伴う悪臭を問題だと捉えており、これまでの協議でも、行動規範の策定は強く支持されていた。今回の行動規範は、水道会社や消費者団体、環境庁、地方自治体の代表等が参加する検討会によって策定された。行動規範の主な内容は、以下のとおり。
●においの濃度、強度、特徴および不快度などを評価して、悪臭についてよく理解する。
悪臭の頻度、強度、持続期間、不快度、地域環境、苦痛への感度など、周囲地域に与える迷惑の程度を評価する。
悪臭の被害者または地域と、下水処理事業者との間の連絡体制など、苦情の様々な内容について、責任が誰にあるかを正確に示すなどして、苦情を管理する。
●施設や設備のメンテナンスなど、管理をきちんと行うことにより悪臭を抑制・緩和する。また、悪臭の発生源を、敷地の境界や周囲の住宅地からなるべく遠ざけるよう配置・再配置する。
●密閉する、囲むなどの措置により、悪臭を抑制・緩和する。【イギリス環境・食糧・地方省】

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