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環境ニュース[国内]

新潟県立柏崎高校で未把握の核燃料物質を発見

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.08.29 【情報源】文部科学省/2006.08.25 発表

 新潟県立柏崎高校(新潟県柏崎市)で、使用許可を受けていない核燃料物質が平成18年8月21日にみつかり、同校は18年8月23日に文部科学省にこのことを連絡するとともに、新潟県放射線監視センターに依頼して、発見・保管場所である化学準備室の薬品庫にある薬品キャビネットの周囲の放射線量の測定を行った。
 みつかった核燃料物質の内容は、ガラスビン2本に入った硝酸ウラニル(ウラン量 約336グラム)。昭和30年以前に同校に他の薬品とともに持ち込まれ、使用されることがないまま、同校に保管されていたものと見られている。
 またこの物質は引き続き、この薬品キャビネット内に保管された上で、薬品庫で施錠管理されているが、薬品庫の外側の放射線量は最大1時間あたり0.1マイクシーベルトと安全上問題のないレベルとなっている。
 なお、連絡を受けた文部科学省は、18年8月25日に職員を現地に派遣し、保管状況を確認するとともに、発見された核燃料物質に対する核燃料物質としての使用許可(注1)を受け、原子炉規制法に定める技術基準を遵守した上で、引き続き適切に管理するよう同校を指導した。

(注1)原子炉規制法にもとづく規制では、天然ウラン・劣化ウランについては300グラム、トリウムについては900グラムを超える場合について、核燃料物質の使用許可を要するとしている。【文部科学省】

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