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環境ニュース[国内]

改正後初の基準制定へ 水産動植物への毒性被害防止に関する農薬登録保留基準案で意見募集

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2006.09.21 【情報源】環境省/2006.09.21 発表

 環境省は、オキサゾリジンジオン系の除草剤「ペントキサゾン」の水産動植物への毒性被害防止にかかわる「農薬登録保留基準(注1)」告示案をまとめ、この案について18年10月20日まで意見募集を行うことにした。
 水産動植物への毒性被害防止にかかわる農薬登録保留基準は従来、水田で使用される農薬について、コイの急性毒性のみを考慮して基準値が定められていたが、15年3月の同基準改正により、魚類、甲殻類、藻類への影響を考慮して基準を設定し、農薬が公共用水域中に流出したと仮定した場合の予測濃度が、基準に適合しない場合に農薬登録を保留することになった。
 今回の告示案は、魚類、甲殻類、藻類への影響を考慮して、ペントキサゾンの水産動植物への毒性被害防止にかかわる農薬登録保留基準値を1リットルあたり0.79マイクロミリグラムに設定するとしたもの。
 意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。宛先は環境省水・大気環境局土壌環境課農薬環境管理室(住所:〒100−8975東京都千代田区霞ヶ関1−2−2、FAX番号:03−3501−2717、電子メールアドレス:mizu-noyaku@env.go.jp)。

(注1)農薬販売には、農薬取締法に基づく農林水産大臣の登録を受けることが必要であるが、登録するかどうかの判断はいくつかの「農薬登録保留基準」に照らして行うこととなっている。また、これらの基準のうち、作物残留、土壌残留、水産動植物への毒性被害、水質汚濁防止に関する基準は環境大臣が設定を行っている。【環境省】

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