中国 上海：汚水管網建設に12億投入　実状を踏まえ段階別に推進

【水･土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2007.03.12 【情報源】中国／2006.05.31 発表

　ここ数年来、上海市南匯区では汚水システム建設が進み、科学的汚染対策、治水に有益な実証が行われ、経験を増やした。第一に、同区の現状と結び付け、科学的合理的な汚水収集システム建設計画を作成したことである。「全体設計、統一的手配、合理的配置」の原則により、「南匯区汚水システム345計画」を作成し、全区(臨港新城以外)汚水システムを3段階の横3列縦4列汚水メインパイプと日処理量50万トン汚水処理場の総合計画に分け、9つのサブパイプ網の計画体系を完成させた。第二に段階別実施で、管網建設の責任主体と資金分配を明確にした。南匯区は「一度の計画、段階別実施、一部完成、一部建設」方式を採用し、メインパイプ工事建設経費は区財政が引き受け、サブパイプ工事経費は「334」方案に従って実施、「334」とは、30％は住宅関連費用から拠出し、30％は市サブパイプ建設補助費から拠出し、40％は各鎮政府が拠出する。第三に着実な実施と同時配管作業である。南匯区は7つの保留工業区の汚水システム計画に対して評価を行い、四半期ごとに2006年保留工業区内の193企業汚水配管実施計画を制定した。【中国環境報】