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環境ニュース[海外]

EU各国 水質浄化のためのさらなる努力を―水枠組み指令報告書から

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2007.04.04 【情報源】EU/2007.03.22 発表

 欧州委員会はEU各加盟国における水枠組み指令(2000/60/EC)の実施状況に関する報告書を発表した。
 本指令の目的は、2015年までにすべての河川湖沼、河口域、沿岸域及び地下水において良好な水質を達成することにある。報告書においては、さまざまな結果が報告されているが(本指令の不適切な国内法制化、経済的手法導入の遅れ)、何より明らかなのは、加盟国は指令の目標達成のためにさらなる努力をすべきであるということである。とはいえ、欧州委員会は2015年までの目標達成には自信を持っている。
 同時に都市排水処理指令(98/15/EC)及び硝酸塩指令(91/676/EC)の実施状況に関する報告書も発表している。前者は、自治体の規模に即した処理能力を持つ施設を設置することを求めているが、2004年のEU拡大前において、基準に適合した施設は51%にとどまっている。後者については、施令の実施が不完全で、硝酸塩汚染の傾向は地域によりかなり異なることが報告されている。
 これら報告書の発表に加え、欧州環境庁がEU全域から収集した水関係の幅広い情報を提供する新たなポータルサイト「欧州水情報システム」も開設された。【欧州委員会環境総局】

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