中国　広東省：重点汚染源のオンラインモニタリングを強化

【水･土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2007.05.17 【情報源】中国／2005.06.16 発表

　広東省は今後、全省120の省重点汚染源と各市重点汚染源のオンラインモニタリング・情報管理を強化していく。
　同省環保局が出した「工業汚染源監督管理強化に関する意見」に基づき、同省は2005 年末までに120の省重点汚染源に対してオンラインモニタリング設備の取り付けを終え、全省ネットワーク管理を完成し、同時に汚染処理施設運行台帳を完備して2006 年末までに全面的に基準達成を図る。モニタリングシステム完成後、省重点汚染源の排水排気ガスの排出総量、主要汚染物質排出濃度、排出量、重要汚染処理施設運行状況がオンラインで把握、管理できるようになる。
　省や市の重点汚染源以外にも、汚染排出量の多い企業は、省汚染源管理の方法に基づいて、2007 年末までに徐々にオンラインモニタリングと動態記録を完備してネットワーク管理の対象となる。中でもめっき、製紙、紡績染料、製革、化工、建材、発酵などの重度汚染産業の汚染源や建設事業及び都市汚水処理場はオンラインモニタリング設備導入を義務付けられる。新規建設事業はオンラインモニタリングシステムを導入後に初めて試運転が認められる。既存事業は2007 年末までに設備を導入しなければならない。【中国環境報】