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環境ニュース[海外]

中国 広東:汚水処理能力が全国トップに

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2007.05.17 【情報源】中国/2005.07.05 発表

 広東省委員会・政府は“十大民心プロジェクト”の一環として総事業費368億元の汚水処理整備事業を順調に実施している。省の重点プロジェクトは120件。そのうち7月末までに23件が完成し、81件が着工した。これはプロジェクト全体の86.7%を占める。また総投資額の35.6%に達する131億元が投じられた。71ヶ所の汚水処理場が建設され処理能力は日量575.4万トンに達し全国トップとなった。
 環境インフラ・重点区域整備により汚水整備能力は一層向上した。一部の環境が改善され、生態系保護も強化された。環境モニタリング管理体制も強化され、重大な環境問題が解決された。しかし事業実施過程で以下の問題が存在する。一、法に対する認識不足。一部地区では環境保護計画実施が不十分で、企業による違法な汚水排出行為が散見される。二、環境インフラ建設の遅れ。汚染対策が社会経済の発展に追いつかない。三、環境インフラ建設に対する資金不足・計画の欠如・体制の不備等。四、各地の汚染対策の進展が不均一。特に農村や郷・鎮での事業が停滞している――などである。
 2005年の汚水整備事業目標と珠江総合整備目標実現のため、同省の各地・各関係部門は以下の事業を強化する。一、環境保護計画の実施。二、インフラ建設を突破口として広く資金を調達する。三、農村汚染対策事業を強化する。四、指導の強化を図る。五、汚水処理費徴収制度を確立し、汚水処理場の特別許可経営制度を推進する。六、省環境・建設等各部門は都市汚水処理場の監督・管理規則の制定を急ぐ。汚水処理場とゴミ処理場に対する廃棄物申告制度・検収制度・環境情報公開制度を強化する。【中国環境報】

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