中国　環境文化の知行合一を提唱　市民参加が今年の環境文化祭の最大テーマに

【環境一般 市民活動】 【掲載日】2007.05.24 【情報源】中国／2005.12.01 発表

　11月30日夜、荘厳な「緑色中国」の旋律に合わせて、2005年中国環境文化祭が開幕し、“知行合一”中国環境文化が動き出す。これは格調が高く、長期的かつ広範囲にわたる、社会的反響の大きい環境文化祭典である。
　今回の中国環境文化祭の最大の特徴は、広く市民参加を取り入れた点にある。増設された“グリーン中国年間人物コンテスト”は大きな反響を呼んだ。これは中国初の政府による環境人物大賞で、UNEPの支援を受けた。インターネット投票、アンケート調査および専門家による評価の3項目を加算し最終結果を発表する。コンテストに参加した人数はのべ4万人に達した。
　“光大環境保護杯”環境保護全国美術・書道・撮影展には全国各地から1万件近くの作品が寄せられた。米国や香港からも作品が寄せられた。作者は5歳の子供から85歳のお年寄り、またプロ・一般労働者・農民・企業家・学生・軍人・フリーターなどさまざま。出展された300作品のうち、中央美術学院、中国美術学院、清華大学美術学院、人民大会徐悲鴻芸術学院など中国最高水準の芸術学校の芸術家や芸術創作グループによる優れた作品は、現代中国の環境芸術の最高レベルを表現している。また北京海洋館では“ブルー空間”都市彫刻展が今年8月から10月28日にかけて催され、来館者はのべ10万人に達した。
　中国環境文化祭期間中、全国各地の環境保護局も一連の活動を積極的に呼びかけた。【中国環境報】