一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

中国 日中共同で分散型汚水処理実験室を建設

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2007.05.29 【情報源】中国/2006.11.09 発表

 日中の協力により、中国初の「分散型汚水処理装置性能評価実験室」が建設された。落成式のテープカットが11月8日中国環境科学研究院で行われた。専門家は、同実験室の建設は中国の分散型汚水処理の発展に対し深い意義と影響があると考えている。
 同実験室は国際協力機構(JICA)の対中技術援助「中国太湖水環境修復モデル事業」の一部分で、プロジェクトは2001年5月に開始し2007年3月に終了する。プロジェクトの全体目標は、太湖流域に分散している発生源から排出している生活系汚水を処理するため、対象地区の社会、経済状況に合い普及可能な対策技術を研究開発し、同時に対象地区社会に広く認知させることである。湖沼の水環境修復技術により、太湖の窒素の流入負荷量を削減していく。
 実験室は主に低温室1室、恒温室2室、化学分析室、管理室、制御室、倉庫などから構成され、同時に2台の浄化槽を評価する機能を持ち、設備の稼動はPLC自動制御システムを採用する。
 性能評価実験室の建設により、国家主管部門は分散型汚水処理装置を評価する有効な手段を持つこととなり、性能評価実験室の利用により、分散型汚水処理技術・管理方法を研究し、国家管理部門が関連政策を制定、製品品質を監督、汚水処理施設管理者を育成するのに役立てる。【中国国家環境保護総局】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース