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環境ニュース[海外]

中国 製紙・関連産業企業が共同で製紙商会を設立 持続的発展を呼びかけ

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2007.06.21 【情報源】中国/2006.07.13 発表

 長きにわたり、歴史的な技術的影響のため、人々の印象の中では製紙企業は『汚染企業』の代名詞である。製紙産業の持続的発展と、省エネ・環境配慮型社会の建設に貢献するため、中国国内157の製紙及び関連企業は先日、全国工商連製紙業商会を設立した。
 製紙業商会は、全国工商連合会の指導により、中国の製紙及び関連企業の持続的発展促進を任務として、同分野の大手企業を集め、共同で会員企業の健全な発展を後押しし、会員企業の社会責任を強化して、同業界の循環経済発展を導き、資源節約型・環境友好型社会建設に貢献していく。会員企業は、製紙、製紙化工、製紙機械、包装、印刷、林業、科学研究、メディア、貿易など多数の産業に及んでいる。これにより、中国製紙業市場は製紙業の横の結びつきを強くしただけでなく、製紙企業と関連産業の縦の密接な協力を実現した。業界団体として、製紙業商会の成立は、中国の民営製紙企業の孤立状態を変えることにもなった。
 第1回理事会では、全理事が全国製紙業界関係者に対し、資源節約型・環境配慮型社会の共同建設への貢献を呼びかけた。
 国が環境保護問題を重視するにつれ、小規模・旧式技術・高エネルギー消費・重度汚染型の製紙企業は淘汰され、競争力の強い企業は更に強くなり、抜本的に製紙企業の環境汚染問題を解決していく。同時に、汚染処理は企業自身の発展の基礎となっており、環境保護基準を満たさなければ、新規事業は審査を通過できず、企業も更なる発展を望めなくなる。
 第11次5カ年計画期間、製紙産業の国際化・集中化・専門化の程度は一層高まり、同産業の二極分化がますます顕著になってくる。全製紙産業は、合併や連合よりに業界再編を進めることになる。【中国環境報】

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