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環境ニュース[海外]

イギリス ファッション・アパレル業界も持続可能性を追求

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2007.09.18 【情報源】イギリス/2007.09.05 発表

 イギリスで、ファッション・アパレル・繊維産業及び環境団体等の代表者が一同に会する初めての会合が、9月5日に開催された。会合では、政府と協力して、衣料品のライフサイクル全体を通した持続可能性を改善する方法について検討を行った。
 会合の冒頭、ラドック大臣(気候変動生物多様性廃棄物担当)は、消費者が環境や衣料品のもたらす影響について真剣に考えるようになってきていること、また、ファッションジャーナリストも環境問題に熱心になってきていることを指摘。ファッション業界でも、持続可能性を、制約ではなくビジネスチャンスと捉えている人が多くいるほか、すでにサプライ・チェーンを通して、モラルに即した服をデザインし、生産している人もいると述べ、こうした状況を踏まえて、イギリス環境・食糧・農村地域省では、ファッション・アパレル業界と協力して、衣料品の持続可能性の改善に取り組んでいきたいと考えていることを明らかにした。
 同省は、今後、衣料品の持続可能性を改善するロードマップを策定するに当たって、ファッション・アパレル業界に参加を呼びかけている。ロードマップでは、衣料品のライフサイクルの全ての段階(原材料の採取から製品が廃棄されるまで)を調べ、各段階で生じる環境的及び社会的な影響を図式化し、こうした影響を削減できるような効果的な方法を提案していく。
 2006年には、イギリスのアパレル・繊維産業は、廃棄物200万トン、CO2 310万トン、汚水7000万トンを排出している。EUに輸入される衣料品は、世界市場全体の42%を占めている。イギリス国内での生産量はわずか10%で、残り90%はすべて輸入品である。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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