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環境ニュース[国内]

中環審 ディーゼル特殊自動車の排ガス規制目標値を答申 PM、NOxの大幅削減を目指す

大気環境 交通問題】 【掲載日】2008.01.31 【情報源】環境省/2008.01.29 発表

 中央環境審議会は平成20年1月29日、「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について(第9次答申)」を環境大臣に答申した。
 答申は、ディーゼル特殊自動車の自動車全体に占める排出寄与割合(平成17年度)がPMで約18%、NOxで約31%を占め、今後の排出寄与割合が相対的に高まることが予想される中、特殊自動車の排出ガスの規制基準を強化するもの。
 ディーゼル特殊自動車の排出ガス低減対策として、(1)平成23年〜平成25年にかけて、後処理装置の装着を前提としたPMの規制強化を実施する(現行規制と比較して約9割削減)。(2)定格出力が56kw以上の特殊自動車に対して、平成26年〜平成27年にかけて後処理装置の装着を前提としたNOxの規制強化を実施する(現行規制と比較して約9割削減)。
 また、黒煙規制の見直しについては、(1)09年目標から、ディーゼルトラック、乗用車等について、使用過程時におけるPMの確認方法を従来の黒煙汚染度によるものからオパシメータによるものに変更し、規制値としては0.5m-1とすること。(2)新長期排出ガス規制に適合したDPFを装着したディーゼル自動車では、4モード黒煙における排出量はほぼゼロであり、今後、ほとんどの車両にDPFが装着されると考えられることから、4モード黒煙試験を廃止する。−−などが盛り込まれている。
 これらの規制が実施されると、ディーゼル特殊自動車の排ガス排出量は、PMで約95%(平成24年)、NOxで約94%(平成27年)削減される見込み。【環境省】

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