EPA　港湾地域の環境対策を強化　新しい行動計画を公表

【水･土壌環境 その他(水･土壌環境)】 【掲載日】2008.03.19 【情報源】アメリカ／2008.03.07 発表

　EPAは3月7日、港湾管理者その他の港湾関係者と連携しつつ、港湾地域の環境対策を推進するため、新たな行動計画を公表した。
　港湾はアメリカ経済にとって欠かせないものだが、同時に、大気汚染の削減、水質改善、港湾施設近隣の住民の健康保護など環境面での課題も抱えている。
　「持続可能な港湾のためのビジョン、ミッションおよび戦略」では、重点課題として、（1）大気浄化および十分なエネルギー、（2）清浄で安全な水、（3）健康的なコミュニティと生態系、（4）地球環境、（5）港湾コミュニケーション、（6）執行という6点を提示。また、実践可能な取り組みとして、港湾管理者や企業等と連携して大気汚染物質の量を把握・削減する、汚染排出量の多い旧式のエンジンの取替え等を促進するために小規模事業者への助成基金を州が設立するなど、70件以上の行動を示した。
　今後、EPAの各地域事務所では、各港湾と協力し、具体的な取り組みを選択していくこととしている。