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環境ニュース[海外]

フランス 環境経済勘定に関する2006年の報告書を公表

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2008.07.01 【情報源】フランス/2008.06.19 発表

 環境経済・勘定委員会の年次会合が6月19日に開催され、環境経済勘定に関する2006年の年次報告書と「環境政策の社会的側面」と題するテーマ別報告が承認された。
 環境経済勘定報告書によると、2006年、環境保護への支出は362億ユーロとなり、これは国内総生産(GDP)の2%に相当する。支出額は、2005年から4.2%増加(2004年から2005年にかけては5.5%増)。支出額の内訳は、約3分の1が排水処理(121億ユーロ)、約3分の1が廃棄物の収集・処理(116億ユーロ)となっている。2006年は、排水処理分野で既存の施設の改良と規制遵守のため投資額が7.2%増加、廃棄物分野では分別収集の進展に伴い支出額が7.1%増加した。
 支出の負担を見ると、行政、企業、家庭がそれぞれ全体の3分の1を負担している。支出額の増加は、主に家庭による伸びが大きく、次いで企業による伸びが大きい。
 また、環境分野の雇用者数は全体の1.5%を占め、37万6000人となった。このうち、排水処理及び廃棄物処理関連の雇用が半数を占める。
 「環境政策の社会的側面」に関する報告書は、環境面での不平等(アメリカでよく言われる「環境正義」)の問題等について、既存の論文や未発表の研究をレビューしたもので、環境政策の再分配効果を評価する方法についても勧告する。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】

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