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環境ニュース[海外]

イギリス 硝酸塩警戒ゾーンの対象地域を拡大 行動プログラムも強化へ

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2008.09.16 【情報源】イギリス/2008.09.04 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省は、イングランドの「硝酸塩警戒ゾーン(NVZ)」指定対象地域を55%から70%に拡大する規則を公表した。一部のEU諸国では領土全体でNVZの指定を行っているが、イギリスでは、引き続き、特定のエリアでNVZの指定を行うと決定したためである。
 また、今回発表された規則により、硝酸塩を削減し、堆肥や肥料から硝酸塩が水域に流出しないよう、NVZ内の農業者が講じる対策を示した行動計画も、変更された。この変更は2009年1月1日から施行されるが、そのうちのいくつかは、最高3年間の猶予期間が設けられている。行動プログラムの主な変更内容は以下のとおり。
●家畜堆肥窒素分は、どのようなタイプの農地でも1ha当たり170kgを上限とする(現在、牧草地では250kgが上限)。
●有機堆肥の撒布禁止期間を延長し、あらゆるタイプの土壌に適用。
堆肥の貯蔵能力要件。
●事前計画ルールの導入。
 ヘルプラインの設置、詳細なガイダンスなど、農業者をサポートする一連の政策は10月に発表される予定。助言プログラムの詳細は、間もなく発表される。
 なお、新しいNVZマップは、同省のウェブサイトで閲覧可能。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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