一般財団法人環境イノベーション情報機構
神栖市の飲用井戸26件の調査結果公表 今回はジフェニルアルシン酸の検出なし
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2008.10.31 【情報源】環境省/2008.10.30 発表
環境省は、平成20年10月1〜2日に神栖市で飲用井戸26件の調査を行い、その結果、すべての井戸について、ジフェニルアルシン酸は不検出であったと発表した。7月末に実施した、神栖市のモニタリング孔における地下水調査において、ABトラック外の北東地域に設置したM14、M15のモニタリング孔から、微量のジフェニルアルシン酸(DPAA)が検出された。8月末に実施した確認検査では、両孔とも不検出であったが、今回、両モニタリング孔から概ね200〜300メートル圏内のすべての飲用井戸において調査が行われ、26件すべてでジフェニルアルシン酸は不検出であった。
環境省では、モニタリング孔のM14及びM15については、引き続き、定期モニタリングを行い、地下水汚染範囲の状況監視を行うとしている。
なお、5件の井戸から0.013〜0.039mg/リットルの範囲の総ヒ素が検出された。これについては、県において井戸水の使用に係る必要な指導を引き続き行うとのこと。【環境省】