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環境ニュース[海外]

フランス 最初の海洋自然公園の成功に向けて

自然環境 自然公園】 【掲載日】2009.02.26 【情報源】フランス/2009.02.13 発表

 フランスのジュアーノ閣外大臣(エコロジー担当)は、海洋保護地域国家戦略の実施に向け、最初の海洋自然公園である、イロワーズ海洋自然公園の成功を期待している。同閣外大臣は、フィニステール訪問の折に、イロワーズ海洋自然公園の設立時の課題が、今、重要なものとなっていることを確認した。
 この最初の海洋自然公園を2007年に設立する際に、積極的に関わった地方議員・関係者は、環境グルネル(環境懇談会)で提示された基本的なイメージを尊重し、海洋自然公園を、海や海洋資源、活動などの地域でのガバナンスと協議の場とすることが重要だと強調した。この経験は、現在調査中の他の4つの公園と、ブルターニュ・ノールウェスト・コタンタン地区に予定される公園の検討作業の方向を示すものである。
 閣外大臣は、海洋地区の10%を保全することを約束。また、2012年までに海洋保護地域を10箇所設立するという環境グルネルで示された目標に触れ、「これらの地域をサンクチュアリ化するのではなく、資源と遺産が消滅しないよう、地域関係者とともに、国土を持続可能な形で管理することを目指すものだ」と述べた。
 また、閣外大臣は海洋汚染との戦いの重要性を強調。海軍による対策を発表したのち、海洋事故汚染対策分野においてCEDRE(水の汚染事故に関する研究センター)の作業について触れた。閣外大臣は増加する「船舶汚染」の特定方法など、新たなリスクに関する取り組みを期待している。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】

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