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環境ニュース[海外]

イギリス ナショナルトラスト「旬の食材」事業などに助成

環境一般 市民活動】 【掲載日】2009.07.02 【情報源】イギリス/2009.06.23 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省は6月23日、「環境に配慮した生活基金(The Greener Living Fund)」から、総額600万ポンドの助成を受ける団体を公表した。
 112の応募団体から2回の選考を経て選出されたのは、ナショナルトラスト、イギリス協同組合連合会(Co-operatives UK)、気候普及・情報ネットワーク(COIN)、海洋管理協議会(MSC)、全国学生連合(NUS)など8団体。
 この基金は、イングランドの市民や地域コミュニティによる、CO2排出量や自然資源への負荷の削減を通した、より環境に配慮した生活の実現を支援するもので、2008年11月に発表された。助成期間は2年間。プロジェクトの主なテーマは、家庭での省エネや廃棄物削減、節水など。また、ナショナルトラストの「旬の食材」や、海洋管理協議会の「持続可能な漁業」といったより専門的な内容のものもある。
 以下、ユニークなプロジェクトの数例。
ナショナルトラスト:「食材は最も基本的な地球との接点のひとつ」であり、50万ポンドの助成を受け、「ナショナルトラスト支援者の最低2割が、地元の旬の食材を消費するようになる」ことを目指す。
●海洋管理協議会(MSC):現在、イングランドの15%近くの小学校で、90万人以上の児童に持続可能な漁によるシーフードを給食用に提供している。今後、39万4810ポンドの助成により、同様のプロジェクトを、大学や公共機関の食堂など対象を広げて実施する。
●持続可能な交通を考えるNPOのサストラン(Sustrans):111万8867ポンドの助成を受け、イングランド全域で短距離移動時のマイカー利用を減らすことを目指す。2万5千世帯を対象に、最大3件のスマートなお出かけプロジェクトを実施したり、同プログラム参加者が利用できるのと同様の持続可能な「お出かけマップ」を作成し、インターネットで入手できるようにする。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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