フランス　「グリーン成長のための資金調達」に関するシンポジウム開催

【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2009.10.02 【情報源】フランス／2009.09.22 発表

　フランスで、「グリーン成長のための資金調達」をテーマにしたシンポジウムが開催され、ジュアーノ閣外大臣（エコロジー担当）、ロカール元首相、パリ・ユーロプラスのメストラレ会長らが参加した。
　このシンポジウムは、金融危機を経験しながらも公的機関によって進められた行動を確認し、環境グルネル（環境懇談会）に従って決定された対策と、年初めに再び開始された計画の効果を示すもの。財務、企業、行政、大学などの分野の300人以上の専門家が、中小企業のグリーン出資、個人による出資とグリーン貯蓄の方針、公共投資による出資、企業出資への環境要素の影響といったテーマについて議論を交わした。
　また、ジュアーノ閣外大臣は、2009年予算と計画の再開によって環境グルネル（環境懇談会）の実現に向けて、新しい効果的な方法を実施することができるようになると強調。例として、金利ゼロのエコ融資、自動車のボーナス・ペナルティ制度、鉄道や水運を優遇する貨物計画、新技術の実証研究基金などを挙げた。行動計画は財務・持続可能な開発委員会とパリ・ユーロプラスにより検討中であり、計画はラガルド経済・産業・雇用大臣ラガルドに提案される予定。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】