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環境ニュース[国内]

2009年10月の上空オゾン量、紫外線強度を公表

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2009.11.20 【情報源】気象庁/2009.11.20 発表

 気象庁は、札幌、つくば、那覇の国内3地点と南極・昭和基地で実施しているオゾン層と地上に到達する有害紫外線の強度の状況に関する2009年10月の観測結果を発表した。
 国内3地点の月平均オゾン全量(ある地点の上空のオゾン総量)は、参照値(注1)と比べ、札幌は0.7%増、つくばは1.4%増、那覇は2.6%増であった。また昭和基地は参照値より、50.7%少なかった。
 一方、国内3地点の日積算紅斑紫外線量(注2)の月平均値は、参照値である観測開始(注3)〜2008年の月別累年平均値と比べると、那覇は少なく、1平米あたりそれぞれ2.28キロジュール。札幌とつくばは並で、それぞれ1平米あたり0.99キロジュールと1.47キロジュールであった。
 国内全域の日最大UVインデックス(注4)の月平均値のデータでは、紀伊半島・四国・九州・南西諸島の一部で参照値(注5)より10%以上大きく、伊豆諸島・南西諸島の一部では10%以上小さかった。
 米国・航空宇宙局(NASA)の衛星のデータから作成した全世界の月平均のオゾン全量分布について、参照値である1979年から1992年の月別平均値との偏差を解析した結果では、南極大陸周辺の南緯60〜80度・経度0度〜東経90度付近の領域で30%以上少なかった。また、南極大陸周辺の南緯70度・西経100〜140度付近の領域で20%以上多かった。

(注1)札幌、つくばは1971〜2000年、那覇については1974〜2000年の月別平均値。また、昭和基地についてはオゾンホールが明瞭に現れる以前の1961〜1980年の月別平均値。
(注2)紫外線が人体へ及ぼす影響の度合を示す量。紫外線が人体に及ぼす影響は波長によって異なるため、280〜400ナノメートルの波長範囲について、波長ごとに波長別紫外線強度に人体への相対的影響度を掛け、積算して求める。
(注3)日積算紅斑紫外線量の観測開始は、札幌、那覇が1991年、つくばが1990年、昭和基地が1993年。
(注4)紅斑紫外線量を日常使いやすい数値にしたもの。気象庁では上空のオゾン量データや、気象台やアメダスで観測された気象データなどを基に毎時の数値を推定している。
(注5)1997〜2008 年の月別累年平均値で、平均的な日最大UV インデックスの状況を示す。

【気象庁】

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