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環境ニュース[海外]

UNEP 「アラブ地域の環境概観」を公表

環境行政 行政資料】 【掲載日】2010.03.26 【情報源】国連/2010.03.15 発表

 国連環境計画(UNEP)は、アラブ地域の新たな評価をまとめた報告書「アラブ地域の環境概観」を公表した。この報告書は、アラブ環境担当大臣協議会(CAMRE)の求めでまとめられたもの。
 報告書によると、アラブ地域は、地球温暖化、食糧安全保障、水不足など様々な課題に直面しているという。
 地球温暖化問題については、アラブ地域は最も厳しい直接的・間接的な影響を受ける地域の一つと予測され、沿岸地域の喪失、干ばつや沙漠化の深刻化、地下水の塩分濃度の上昇、伝染病の蔓延といった被害を受ける恐れがある。
 また、水問題については、アラブ諸国は世界で最も水不足が深刻な地域の一つで、一人当たりの年間水使用量は平均で1000立法メートル(2008年時点)しかないという。
 一方で、必要な法制の整備、市民の意識の改善、この地域の国々の国際条約や協定への参加など、進展の見られる分野もあった。また、今日では、こうした制度的な改善点を、低炭素型・資源効率的なグリーン経済への移行への基盤としていくことに重点が置かれているという。【UNEP】

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