ドイツ　環境技術部門におけるサービス業を分析する研究をまとめたパンフレットを発行

【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2010.05.12 【情報源】ドイツ／2010.04.30 発表

　ドイツ連邦環境省は、4月30日、研究結果をまとめたパンフレット「環境技術サービス業：エコロジー革新と雇用のエンジン」を発表した。この研究は、連邦環境省が、Roland Berger Strategy Consultantsに委託し実施したもので、環境技術産業におけるサービス業をさらに発展させるために、政策と経済をどのように変えていくべきか、研究したものである。ドイツが環境技術の輸出で世界の先進であるにも関わらず、サービス業は、まだその状況に達していないことから、国際市場で成功を収めるために、更なる挑戦が必要であることが背景にある。
　環境技術サービス業は、環境技術産業全体において、重要な機能を担っている。更に、サービス業は、産業部門における製品と技術の需要に、刺激を与えている。製造開発における1ユーロの売り上げは、設備投資やこれに関するロジスティックや小売、操業、修理といったサービス業に対し、13倍近いものをもたらすという。さらに、サービス業は、雇用創出にも重要な役割を担っており、大卒のホワイトカラーだけでなく、手工業者や職業訓練出身者にも、チャンスを生み出している。【ドイツ連邦環境省】