ドイツ、経済と政治の地球温暖化対策ダイアローグを開催

【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2010.06.04 【情報源】ドイツ／2010.05.25 発表

　ドイツ連邦環境省は、5月25日、経済と政治の地球温暖化対策ダイアローグを開催した。レトゲン連邦環境大臣は、「我々は、経済界の実践に基づく知識を温暖化防止関連法令に組み込んでいきたい。温暖化対策は経済成長の促進剤となる。必要な構造変革は、政治と経済が、温暖化対策の必要性、要求、チャンス、そしてリスクについて十分に話し合ったときにのみ成功する」と述べた。会合には、経済界やエネルギー界の業界団体に加え、Allianz社、ジーメンス社、メトロ社といった組織の代表者達が出席した。参加者たちは、連邦環境省と共に、「建築物」、「金融経済」、「産業/商業」、「製造」の4つのワーキンググループを構成し、連邦の温暖化防止関連法令への提案をまとめることになる。
　ダイアローグの場で、レトゲン大臣は、エコ研究所に委託して作成した研究「野心的な気候政策のための対策ミックス」の成果を発表した。ここでは、排出量取引が、再生可能エネルギー法などのその他の気候政策を不必要にするという主張に対し、論破する反論をまとめている。【ドイツ連邦環境省】