一般財団法人環境イノベーション情報機構
東芝、福島県と森林づくり協定を締結、社員教育にも活用
【環境一般 CSR】 【掲載日】2010.08.27 【情報源】企業/2010.08.25 発表
東芝グループは、森林整備を行う「企業の森林づくり協定書」を福島県と締結した。2010年度から5年間、同県と協働して活動を展開する。福島市の約4.2haの山林・森林を対象に整備するとともに、従業員の環境教育の場として活用する。10月9日の植林を皮切りに活動を始める。同県の企業の森づくり協定は、植栽が必要な森林や間伐などの保育管理が求められる森林を借り受け、協定を結んで企業が植栽や下刈り、間伐などの森林づくりを行う仕組み。県が情報提供や指導・助言、道具類の貸し出しなどで支援。企業が費用を負担して実際に活動する。社員の環境学習やレクリエーションなど福利厚生にも利用できる。
東芝は、福島市佐原コゴミ沢の山林・森林を5年間にわたって整備していく。現地での活動の第1弾として10月9日に同県、同市、地元の森林組合の職員らとともに植林を実施。地元にあるグループ会社、北芝電機、東芝照明プレシジョン、川俣精機の従業員と家族が参加する。
東芝は社会貢献活動の一環として、創業150周年の2025年に向けて計150万本規模の森林を整備する「150万本の森づくり」運動を世界規模で展開。国内ではこれまでに10都道府県と、今回の福島県と同様の協定を締結している。今後も、生物多様性保全や温暖化防止を目的に、世界各地のグループ企業を挙げて森づくりに取り組む。