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環境ニュース[海外]

EU、2012年と2013年の欧州環境首都にビトリア=ガステイスとナントを選出

環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2010.11.04 【情報源】EU/2010.10.22 発表

 10月22日、欧州委員会は、スペインのビトリア=ガステイスとフランスのナントを、それぞれ、2012年と2013年の欧州環境首都賞に選出したことを公表した。
 欧州環境首都賞は、環境にやさしい都市生活を目指し、先駆的な取組みを行っている都市に与えられる。環境基準を達成しているか、環境改善や持続可能な発展のために継続的かつ野心的な目標を約束しているか、他の都市に刺激を与える役割を果たしているかなど、10項目の指標を利用して審査される。これまで、ストックホルム(2010年)、ハンブルク(2011年)が選出されている。
 2012年の受賞都市ビトリア=ガステイスには、「緑のベルト」と呼ばれている緑地が存在している。これは、自然の原型を残す緑地や保全活動により再興された緑地からなるもので、町の中心を囲んでおり、市民は、生活拠点から300メートル以内の距離で、この「緑のベルト」にたどり着くことができる。さらに、生物多様性生態系サービスを保護し、改善するための多数の対策が実施されている。また、水不足の克服に取り組んでおり、10年前から、水消費量を継続的に削減している。水供給への投資を積極的に行い、水の供給と品質の改善に取り組んでいる。水消費量を、1人1日100リットル以下に抑えることを目指している。
 一方、2013年の受賞都市ナントでは、緑地と水辺が連携し、持続可能な水政策が実施されている。自然保護ネットワークNatura2000の指定地区や他の自然保護地区が存在しており、市民にとって重要な空間となっている。さらに、公共交通機関と自転車を重点にした包括的で持続可能な交通政策も評価されている。また、市民の健康を守る新しいシステムとして、アレルギーリスクを評価するシステムが導入されている。【欧州委員会環境総局】

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