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環境ニュース[海外]

イギリス エネルギー法案を公表、2012年開始のグリーン・ニューディール政策の概要も公表

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2010.12.24 【情報源】イギリス/2010.12.09 発表

 12月8日、イギリス議会で、エネルギー法案の第一読会が開催された。第2読会は、12月22日に開催される。この法案は、家庭とビジネスにおけるエネルギー効率策の段階的な.変更と、低炭素エネルギー供給と市場における公平な競争を可能にし、保障するための枠組みの改善を実現するものである。
エネルギー法案には、2012年から始まるグリーン・ニューディール政策が含まれている。グリーン・ニューディールは、民間企業が全ての人々に事前の支払いなしにエネルギー効率の改善対策を提供することを可能にする政府の新政策である。対象となる建物は、家庭用、ビジネス用、そして賃貸、所有を問わず、全ての建物であり、建物をアップグレードするために必要となる費用は、エネルギー料金の削減によって払い戻される。さらに、企業におけるエネルギー効率の改善を支援し、中小企業も含めたサプライチェーンにおいて巨大な市場のチャンスも生み出すことになる。断熱対策における雇用者数は、現在の2万7000人から2015年には10万人に、2030年までには25万人にまで増加すると考えられている。法案において示されているグリーン・ニューディール政策の概要は下記の通り。
・全ての顧客に対し、建物のエネルギー効率の改善について認証を得た専門家による助言の提供
・グリーン・ニューディール政策に基づく対策は、認証を受けた専門家によって実施
・不公正な販売行為から顧客を守るルールの制定
・グリーン・ディール品質マークの導入により制度の信頼を保証
・対策の実施時にミスがあった場合に顧客の損害をカバーする保険付きの保証の導入
・グリーン・ディールの競争市場への新規市場参入者をアドバイザー、サービス提供者、設置業者として認証【イギリス・エネルギー・気候変動省】

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