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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、水質規制・遵守状況をわかりやすく伝えるオンラインツールを公開

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2011.04.07 【情報源】アメリカ/2011.03.24 発表

 アメリカ環境保護庁は、全米の水質変化を過去2年にわたり比較できるウェブツールを公開した。これは水質汚染源や規制状況等の動向を、誰でも簡単に把握・比較できるようにしたウェブ上の双方向性の地図で、この一部には、州ごとの水質関連詳細情報を示す「ステートダッシュボード(州計器盤)」も含まれており、各州の水質汚染源、水質浄化法(CWA)違反施設、政府の法執行措置、違反に対し課せられた罰についての情報などが見られるようになっている。EPAの2009年非遵守報告書による最新情報も組み入れられている。2009年、EPAは水質浄化法の認可制度や法執行、法遵守・モニタリング情報への市民のアクセスを向上するため、水質浄化法行動計画を発表した。今回のウェブツールはこの行動計画の一部となる。EPAは、透明性と国民参加を促進するには、正確でわかりやすい環境情報が基本であるとしており、今回公開されたツールも、水質浄化法に関し従来入手しにくかった情報を使いやすく提供し、きれいな水を守るために必要な取り組みについて国民の認識を高めるために有効としている。
 公開されたツールは、EPAの執行・遵守履歴オンライン(ECHO)データベースの一部。ECHOは、80万を超す規制施設について、EPAと州の検査、違反、執行措置等のデータをカバーしており、水質だけでなく大気質や有害物質も対象とした包括的で迅速な検索が可能である。【アメリカ環境保護庁(EPA)】

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