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環境ニュース[海外]

PIC条約(ロッテルダム条約)化学物質検討委員会、条約対象物質にエンドスルファン等6物質の追加を勧告

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2011.04.14 【情報源】国連/2011.04.01 発表

 「有害化学物質等の輸出入の事前同意手続に関するロッテルダム条約PIC条約)」の化学物質検討委員会は、エンドスルファンとアジンホスメチル(いずれも農薬)、グラモキソン・スーパー(極めて有害性の高い農薬製剤)、ならびにパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)とその塩及び前駆体、ペンタブロモジフェニルエーテルの産業混合物、オクタブロモジフェニルエーテルの産業混合物(いずれも工業化学物質)を、同条約のPIC(事前通報・同意)対象物質リストに追加するよう勧告した。グラモキソン・スーパーは二塩化パラコートを含む除草剤で、綿花、米、トウモロコシの雑草除去に用いられる。 ペンタブロモジフェニルエーテルとオクタブロモジフェニルエーテルの産業混合物は臭素化難燃剤で、毒性と残留性が強く、ストックホルム条約において除去の対象となっている。PIC条約は、輸出通報制度と共通ラベルの推進により、化学物質の国際貿易の透明性を高め、輸入国の同意のない有害物質の国外移転を防止することを目的としている。この勧告は、2011年6月の第5回締約国会議に提出される。【国連環境計画(UNEP)】

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