スウェーデン、賃貸建物のエネルギー効率を向上するグリーンリースを支援

　スウェーデンエネルギー庁は、建物の賃貸借契約における「グリーンリース」を支援している。これまで、賃貸借の建物では使う必要のないエネルギーを大量に消費しているが、その一因として、従来のリース契約では、エネルギー効率化施策へのインセンティブが貸す側と借りる側で異なり、エネルギー効率向上への推進力が十分でなかったことがあげられる。新たに注目されるグリーンリースは、その双方に共通のインセンティブを設けるもので、主に商業用不動産向けに、環境･エネルギー性能について貸主と借主の双方に自主的または強制的な行動を設定する。スウェーデンは、建物のすべてについて2020年にはほぼゼロ・エネルギーとする目標を設定しており、この目標を達成するためには、責任に結びつけた金銭的インセンティブを効果的に利用･管理される必要があるとしている。【スウェーデンエネルギー庁】