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環境ニュース[海外]

欧州議会、道路利用課金に大気汚染と騒音に関する費用も追加へ

大気環境 交通問題】 【掲載日】2011.06.23 【情報源】EU/2011.06.07 発表

 欧州議会は、ユーロビニエット指令(道路課金指令)の改正を承認した。この改正は、加盟国に対し、貨物自動車への道路利用課金に大気汚染騒音に関する費用を含めることを可能にするもの。またこの収益を、高い性能と環境配慮を実現する運輸制度に利用することを保証している。大気汚染騒音に関する費用として、これまでの道路利用課金に対し上乗せする金額は、1キロメートル走行あたり約3セントから4セントとなる。指令の対象範囲は、欧州連合内の全ての高速道路網であり、3.5トン以上の貨物自動車に有効となる。12トン以上の貨物自動車を対象にすることを希望する加盟国は、欧州委員会に対し例外措置を申請することにより、新しい条件のもと適用できる。加盟国は、道路利用課金の収益の15%を、欧州横断交通ネットワーク(TEN-T)の拡張に投資することが義務付けられている。残りは貨物交通による環境負担の削減と、持続可能で効率の高い、安全な交通システムのための資金に利用される。また、加盟国に対しては、定期的な報告書の作成が義務付けられている。指令は、欧州理事会による承認を経たのち、加盟国において2年以内に国内法に転換される。【欧州議会】

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