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環境ニュース[海外]

ドイツ、建物における冷房用エネルギー需要削減に関する研究報告書を公表

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2011.07.08 【情報源】ドイツ/2011.06.22 発表

 ドイツ連邦環境庁は、研究報告書「建物における冷房用エネルギー需要削減を通じた温暖化防止」を公表した。これは、建物に使用される冷房用エネルギー需要の削減方法について研究したものであり、この結果、2030年までに建物内での冷房に必要な電力を38%削減することが可能であることが示されている。
 現在、建物の冷房にかかる電力消費は約21TWhであり、ドイツ全体の電力需要の4%を占めている。報告書では、2030年までにこの値は29TWhに増加するか、または、節電対策が一貫して実行された場合は13TWhにまで削減できると指摘されている。また、削減の実現には、面積の広いガラス窓の設置の回避、建物の外側に設置する日よけや夜間の集中通気システムの導入、壁や屋根の断熱性の改善などを通じて、冷却の需要の削減をまず実行するべきだとしている。さらに、これらの対策は電力消費を削減するだけでなく、投資は償却可能な範囲であることが示されている。【ドイツ連邦環境庁】

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