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環境ニュース[海外]

イギリス、12ヶ所の自然改善地区の指定へ

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2011.08.01 【情報源】イギリス/2011.07.14 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省は、イングランド地方において12ヶ所の自然改善地区を指定することを公表した。これは、地域の人々の推薦を得て設置される地区であり、1地区あたり1万ヘクタールから5万ヘクタールの面積を持ち、農村部及び都市部において、広大で相互に連結した野生生物の生息空間を再興することにより、野生生物の繁栄を回復させ、気候変動への対応を実現することを目指すものである。農村部では、茂みや牧草地、森林を復活させることにより、野生生物にとって重要な環境保護地帯の創出に取り組むローカルグループが支援される。都市部では、街路樹の植樹や小規模なポケットガーデンの設置、屋上緑化を進める公共団体が支援される。自然改善地区の形態は、その地区の地理条件によって変化する。指定されるためには、野生生物と公共の両方にとって利益となる広大な地区の改善を達成することを目的に、公共機関とボランティア組織の間で共有するヴィジョンを実証することが求められる。環境・食糧・農村地域省、環境庁と森林委員会は各自然改善地区の開発を支援するために協力する。また、ナチュラルイングランドによる支援も提供される。自然改善地区指定への申請は、2011年秋(一次申し込み)、2011年末(詳細な情報を伴う2次申し込み)であり、審査は、専門の国家委員会によって実行される。自然改善地区の開発は、2012年4月1日から可能であり、3年間に渡り750万ポンドが助成される。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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