一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

大阪府能勢町と埼玉県所沢市周辺でのダイオキシン類精密暴露調査の結果を公表

健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2002.04.03 【情報源】環境省/2002.03.27 発表

 環境省は平成12・13年度に、大阪府能勢町と埼玉県所沢市、狭山市、川越市などで実施したダイオキシン類精密暴露調査の結果を公表した。
 調査では、対象自治体の焼却施設周辺地区と対照地区で総暴露量を推定するとともに、地区住民の血液中ダイオキシン類量を測定した。
 公表された結果によれば、能勢町と埼玉の土壌から検出された数値や、埼玉の大気、室内空気中から検出された数値は焼却施設周辺地区が対照地区に比べ高い値であったものの、食事調査や、個人総暴露量の推計結果、血液濃度調査では地区間の明確な差は認められなかったという。
 また、平成11年度以降の経年変化を見た結果では、埼玉県地域の大気・室内空気の数値に減少傾向が認められたが、食事、個人総暴露量、血液濃度では年度間の明確な差は認められない、との結果が出た。
 大阪府能勢町では一般廃棄物焼却施設周辺でのダイオキシン汚染が1997年に判明し、焼却場で働いていた労働者の血液中からも高濃度のダイオキシンが検出されたことがわかっている。埼玉県所沢市周辺も、廃棄物焼却施設群による高濃度のダイオキシン汚染が1995年に判明した地域。【環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク