欧州議会、Rio+20会議において地球規模での目標を含めた「責任ある目標」の採択を求める決議を承認

【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2011.10.17 【情報源】EU／2011.09.29 発表

　欧州議会は、国連持続可能な開発のための世界会議（Rio+20）において、再生可能エネルギーやエネルギー効率に関する地球規模での目標を含めた「責任ある目標」の採択を求める決議を承認した。欧州議会環境委員会のヨー‐ライネン委員長は、「我々は、地球規模の環境フットプリントの削減に、先進国に対しても開発途上国に対しても共に取り組むことを求める。人口は増加しており、限られた自然資源を、今後、公正かつ持続可能に配分するために確固たる行動が必要」とコメントした。決議では、生物多様性や自然資源の正当な評価も求めている。さらに欧州委員会が策定した「グリーン経済ロードマップの支援」の支持、2020年までに環境に悪影響のある助成金の撤廃、さらに途上国における気候変動対策や生物多様性保護を目的にした金融取引税の支持を表明した。欧州連合は、11月初めに、国際連合に対し、統一見解を提出する予定である。【欧州議会】