健康項目の環境基準達成率98.9％に　平成22年度公共用水域水質測定結果

　環境省は、平成22年度に国と地方公共団体が実施した全国の公共用水域の水質測定結果をまとめ、平成23年11月25日付けで発表した。
　このうち、健康項目27項目の環境基準達成率は98.9％（前年度99.1％）で、ほとんどの地点で環境基準を達成していた。
　生活環境項目では、代表的な水質指標であるBOD又はCODの環境基準達成率は、河川で92.5％（前年度92.3％）、湖沼で53.2％（前年度50.0％）、海域で78.3％（前年度79.2％）となった。
　河川では達成率が上昇傾向で推移している。湖沼では達成率が前年と比べ上昇したが、依然として低い状況であった。海域では前年度と同程度の水準となった。
　また、全窒素と全りんについての基準達成率は、湖沼で50.4％（前年度52.2％）となっており、依然として低い水準で推移している。一方、海域では、81.6％（前年度81.5％）であった。【環境省】