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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、農業施設の油漏出防止・対策規則の遵守期限を延長

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2011.12.05 【情報源】アメリカ/2011.11.17 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、農業施設が遵守すべき油漏出の防止・対策(SPCC)規則により、事故の防止と対策についての計画書提出の期限を2013年5月10日まで延長すると発表した。この規則は、油漏出による水や土地、自然資源への被害を防止する目的で1974年に設けられたもので、一定の条件下で計画書提出を義務付けている。2002年に大幅な変更がなされ、それ以前に操業を開始した農業施設は、2002年の規則に合うよう、SPCC計画の見直しを行う必要がある。計画作成の対象となるのは、地上に1320ガロン以上の油もしくは燃料を貯蔵する農業施設で、その油が漏出した場合にアメリカの水域への流入が合理的に予想される農業施設。対象となる油・燃料は、ディーゼルやガソリン、潤滑油、植物油、動物性油脂等で、プロパンは含まれない。油の量は、一施設とみなされる区画の貯蔵総量である。さらに、「水域への流入が合理的に予想される」かどうかの判断に、建物やフェンス等の人工物の存在は勘案されず、地形の高低差などタンクの地理的位置等が判断材料となる。【アメリカ環境保護庁(EPA)】

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